「18歳意識調査」について

みなさん、

こんばんは。今日もわりと寒かったのですね。しかし、予報によると来週はまた暖かくなるとか?12月なのに?地球温暖化が身近になりつつある今日この頃です。

連日、ちょっと真面目な話ばかりしておりますが、また興味深いデータが最近発表されています。日本財団「18歳意識調査」によると、国や社会に対する意識が日本は低い結果が出ています。→ https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2019/20191130-38555.html

日本人が18歳で「大人だ」「社会の一員だ」と感じられるような教育を受けているとは言えないのも現実です。いろいろな問題があること言えば切りがないですが、私はアメリカに高校留学をした時に自分がいかに子どもあり自立していないかということを思い知らされました。高校生は普通にアルバイトをしているので、お金を稼ぐことの大変さをすでに知っています。さらに、大学に進学するにしても奨学金という名の学生ローンでお金を借りて行く人が多いです。高校卒業してからすぐにまずは働いてからお金を貯めて、数年後に大学に通う人もいます。つまり自分のお金で大学に通うのです。それは大人として自立心が芽生えるし、成功するにも失敗するにも自己責任ということになります。

18際の自分は結局、親に払ってもらって進学をしました。子どもだったのでしょう。おそらく、これは今でもそうである場合が日本人の子どもは多いわけですし、やっと最近は高等教育の無償化へと進んでいます。お金に関係することだけが大人になるということではないと思いますが、経済的に自立しようとすることは大人として社会の一員としての大きなステップなのではないでしょうか。

また、「自分の国についてどう思っていますか」という設問に対しての回答が衝撃でした。日本人が「良くなる」と答えたのはたったの9.6%に対して、中国はなんと96.2%なのです。「悪くなる」と答えた日本人は37.9%なのです。

危機感を感じています。調査結果で出たデータの分析や解釈がどうのこうのという議論にはおそらく意義はありません。ただ一つ言えることは、このままでは「ヤバい」ということです。昨日ブログに書いたことに関係していると思っていて、自ら考える力をもった子どもたちを育てないと、国や社会に対しての意識も高くはならないと思います。

私も18歳人口を受け入れる教育者の立場としてできることを考えなくてはならないです。私は世界に出てみて、やっと見えてきたことが多くあります。全員を海外に送りこむことはできないのであれば、グローバルな気づきを得ることができる仕組みを作られねばなりません。違う価値観や考え方に出会うことこそが学びにつながると思っています。

なんだか、やる気が出てきました。やるか?やるぞ!

今日の写真は私の行きつけのビーチです。今朝少し余裕があったので挨拶してきました。風が冷たくて清い感じがしました。いつ見ても雲の位置とか干満の差で少しだけ違う海に出会えます。やっぱり海はいいですね。

それから、相変わらず今日も書きますが、12月8日(日)は多久市人権フェスタです!弓削田健介さんのコンサートをお見逃しなく!!入場無料です!!

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