自分は欲張りだと思う。なんでもやりたい。とことんやりたい。難しいことでも、とりあえず首を縦に振ってから、どうやればできるかを考える。スケジュールはだいたい過密であり、複数のプロジェクトを常に抱えている。思えば、そんなことを演劇に出会った18歳の頃からずっと続けてきた。

それが自分が生きる原動力になっていると思っている。もしかすると、そう思い込んでいるだけかもしれない。それでも良いとも思う。ヘトヘトで「眠い」とか「疲れた」とかしょっちゅう言っている。欲張りだから、自分がやりたいからやっているのだから文句言うな!とセルフツッコミをいれたいくらいだ。

色々な場所で、何かを一緒に真剣に考えくれたり、思いっきり笑いあったりできる仲間がいる。自分の居場所を用意してくれている。ヘトヘトであったとしても、何かを一緒にやりだすと元気になってくる。一つの目標に向かって共に頑張って達成したら、また次のことが待っている。そんなサイクルを永遠に作ることができたら、幸せだろうと18歳の頃に思っていたことが、おそらく実現している。今週も稽古、本番、レッスンがあって、それぞれで楽しいことが待っている。

こんな幸せな日々なのだけど、最近は少しばかりバッテリーの持ち時間が短くなってきた。充電を頻繁にやらないといけなくなった。残念ながら自分の身体の中のリチウムイオン電池は交換まではできない。メンテナンスで寿命は伸びるかもしれないが、減り方の改善は難しい。充電もそんなにしょっちゅうできないのであれば、はやり効率性を求めていくしかないだろう。だけど、クリエティブなプロセスに関しては、あまり効率性というのは相性がよくないと思うこともある。

それでも、こうやって走り続けることができているのだから、ありがたい。人生は125年、まだまだこれからだ(笑)。

さあて、今週は集中講義もあるんだった。濃密だな。

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