暑さ寒さも彼岸まで

このシルバーウィークは、GWのうっぷんをはらすかのように、人が外出をしている。私も稽古やレッスンの現場に向かうのだが、車の渋滞に昨日も今日も遭遇している。お店のどの駐車場もけっこういっぱいに車がとまっていて繁盛しているようだ。とあるホテルの建物から大宴会を開いているのか、カラオケの歌声と大騒ぎしている声が聞こえてきた。

当たり前にあった日常が戻ったかのような感じで、おそらく気が緩んでいる。これはちょっとヤバいような気もする。感染が拡大するなら10日後くらいだろう。大学の後期も始まるというのに、不安に思う。

ニュース報道は悪意が見られることがあるが、インタビューに答えている人が「完全に予防対策をしていれば大丈夫」などの発言をしていた。完全にとか、しっかりと予防対策ができるわけがない。手指消毒やマスク、人と人の距離をあけるくらいのことはある程度やったとしても、それでも完全にはならない。神戸の小学校でクラスターも発生したというニュース報道もはいってきた。

とはいえ、自分も外出を控えているわけではないので、人のことは言えない。さすがにGW中や5月は自粛したが、6月からは普通に精力的に活動をしている。

今日は公演に向けてのホールでの集中練習があった。5時間は長い。明日も同様に開催されるし、午前中はロケ撮影もある。慌ただしく公演に向けて稽古していくのは以前と変わらないが、一つだけ違うのは、無観客配信での公演をやるということだ。このようなことも今後、滅多にないと思うので(思いたい)、貴重な体験をする機会だと思ってのぞみたい。

何事も新しいことをやるのはワクワクするものだ。

随分と涼しくなったものだ。暑さ寒さも彼岸まで。

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