今朝、ふと学校の近くを歩いている留学生を見て、留学をしていた頃のことを思い返していた。

私は長く留学していたから、異国の町で必死に生きるとはどういうことを少しはわかっている。母国語ではない言語を使い、堂々と自信を持って、その土地で生活するのは、そんなに容易いものではない。わからないことも多い。知らない人も多い。外国人だからと言って、その国民とは平等に扱ってくれない人もいる。マイノリティーであることをひしひしと感じる。みんながみんな優しい人たちであればといいなと思うのはもちろんだが、世の中はそんなに甘くない。肌の色で人は区別されることもある。

幸いにも私はアメリカ生活14年間の中で、さほど危ない目にあったことはない。大きな差別もうけたことも。しかし、危ないと言われる場所に足を踏み入れたこともある。夜中に出歩くことだってあった。ただ運が良かったのだろう。

他国で暮らすことは自分を自立させてくれる。他に頼る人がそこまでいなかったりすることもあるから、自分で考えて動くしかないことも多くあった。失敗もして学んだ。でも、それがあったからこその今がある。英語が話せるようになった。ちゃんと自分の考えや意見を言えるようになった。英語ではむしろ強気にならないと通用しないことも知った。馬鹿にされたこともあったけど、悔しさをバネにした。

このコロナのご時世ではあまり留学を具体的にまだ考えられないかもしれないが、私は基本的には、もし行けるのであれば、少なくとも1年は留学することを勧めたい。それは、かなりの学びになるからだ。世界を見て歩き、肌で感じ、自分の存在を世界と照らし合わせてみる。自分が知らない世界を飛び込み、その中で対応する力がつく。

今朝の留学生を見て改めて思った。日本に来てくれている留学生、これから留学に行く日本人学生に寄り添い、大きな学びを得るためのサポートをこれからもっとやっていきたいと思った。

本日から、昨年のちょうど今頃に旗揚げ公演をした、元酒蔵だった場所に帰ってきた。小屋入りをして、週末の本番の準備を少しずつ仲間たちと進めていく。今回は、出演ではなく、演出として作品を作る側に回った。劇中で使う映像も作った。チラシやパンフも作った。ウェブチケットの販売の構築と管理もしている。音響も担当する。やることいっぱいだけど、ワクワクする感じはたまらない。まだ、若干チケットは残数あるので、ソールドアウトする前に是非、お買い求めいただきたい。

10月31日(土)・11月1日(日) 劇団SA-GAチケット→ https://sagaengeki.theshop.jp/

10月31日(土)TMC10周年記念公演ミュージカル「未来への架け橋」の公演配信スタート(LiveS Beyond)→ https://www.youtube.com/user/takumusicalcompany/

11月7日(土)キャリアサポートセミナーは高校生男女対象の無料講座の申し込み→ https://forms.gle/q3TdpvMi5t35WgKPA

11月8日(日)は佐賀県立生涯学習センターアバンセのトークライブの事前申し込み→ https://www.avance.or.jp/syougai/_2797/_4825/_4826.html

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