オリンピックを特別扱いにする迷走が続いている。まるで難破船のように、うまく舵取りができず、海や風に流されるまま動いているだけだ。いったいどこにたどり着くことができるのだろうか。あと開幕で1ヶ月しかないのに、不安な要素がいっぱいありすぎる。申し訳ないが、おそらくその期間は競技場に近づかないことが懸命だ。クーラーのきいた自宅で応援することが、ほとんどの国民にとってベストである。競技場での酒類提供なんてとんでもない話だ。
さて、この生き急いでいるような人生を歩んでいる私だが、それなりに自分のクセというものがわかっている。時折、そのクセのせいで、他者の行動が理解できずストレスになってしまう場合もある。みんな違っていることは当然のことなのであろうが、心の広さが足りないことがある。
例えば、「効率」というものの考えかたがある。私は常に時間に追われているため、無駄に使う時間というものを毛嫌いしてしまう。遠回りや寄り道や脱線することで、楽しいこともあるかもしれないが、その辺の柔軟さにかけることがある。そして、もう一つは「簡単に諦める」ということあまり好まない。一つのやり方がダメなら、様々なものを使って、あらゆる方法を試して、なんとかしないと気が済まない。それもなるべく早めに解決したいと思ってしまう。
人間のクセはなかなか厄介だ。我ながらそう思う。