演劇の町さが

演劇をやるにあたって、特に地元である佐賀を意識して初めたわけではなかった。アメリカから日本に帰ってきて、日本で初めて演劇活動をスタートしたのは佐賀だった。だから一緒に演劇を作ったり、指導をしたりする相手が佐賀の人たちだ。そして演劇の題材として扱っているのが佐賀の偉人たちだ。

佐賀に帰ってきてからすぐには、すでに既存する団体の人たちと何かをやってみたりした。知り合いもできてきてから、もっと演劇で何かをしたいと思う気持ちが高まっていき、団体を立ち上げることになった。

立ち上げて今を活動が続いているのは、さがドラマスクール(10年)、幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊(9年)、多久ミュージカルカンパニー(10年)、劇団SA-GA(2年)だ。その他にも様々な演劇を作ってきた。

自分が今、活動する場はあるが、自分の次の世代に残せるものがあるのかということを考える。団体を存続させるということではなく、演劇を通じて、関わってくれる人たちに対して何を残せるのかということだ。それは、きっと演劇を見る文化の確立だと思う。いずれ自分が活動できなくなったとしても、地方において演劇を見たいという人が定着すれば、次の世代の演劇人が活躍し、佐賀が演劇の町になるかもしれない。

今はそれの礎つくりなんだろう。

演劇関係の告知:
11/14(日)10:00〜12:00に「演劇リーディング」オンライン・ワークショップ(zoom)を開催する。中学生以上であればどなたでもzoomさえ使えれば無料で参加できる。自宅にいながら、スマートフォンやパソコンを使って演劇の脚本を声に出して読んでみる体験ができるワークショップとなっている。今回、利用させていただくのは、劇団キャラメルボックスの脚本家として有名な成井豊さんの作品だ。とても面白くて読み応えがあるので、是非、参加していただきたい。お気軽に申し込みはこちらからどうぞ→ https://forms.gle/man9fCmhgVmvv1ti7

10月23日(土)「さが維新まつり」のステージイベントに登場することになった。観覧希望者の申し込みはこちらからどうぞ→https://saga-ishinmatsuri.jp/blog/20210927/
10月24日(日)9周年記念特別上演を佐賀城本丸歴史館で開催する。どなたでも観覧自由なので、お気軽にお越しいただきたい。

11月6日(土)・7日(日)劇団SA-GA第3回公演「神風の詩」(かみかぜのうた)を、旧古賀家(佐賀市柳町3−15)で開催することになった。今回は、役者としてではなく、あくまで裏方。チラシ・チケット・パンフを作ったりする制作、映像、音響として関わっている。いわゆる特攻隊のお話なので「泣き活」となることに違いない。チケットは絶賛発売中。ご予約はこちらから→ https://aoyagi-engeki.com/ticket

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