今日はとある仲間から一つもっともなことを言われてしまった。
「忙しすぎる」というのは理由にも言い訳にもならない。ただただ情けないと感じたし、このままではいけないということも、頭の中ではわかっていたことを、しっかりと言葉で伝えてくれた。
なんでも引き受けてしまい、余裕なしで走り続ける日々の中では、大事なことが抜けてしまうことや、ミスしてしまうことがある。なんとも申し訳ない。
心の底から楽しく笑っていることがあまり最近なかったことにも気付かされた。表情はいつも固く、疲れている感じに見えているだろう。好きなことを、楽しくやっているようには到底見えない。
本来なら、みなぎるエネルギーのもと、様々な現場に足を運んだり、演劇を作っているはずなのだ。それが今はどうだろうか？なんとなくこなしているだけになっていないだろうか？本当に情熱を持ってやれているだろうか？
ちょうど14年前の今頃、暑い暑い日本に帰り着いたことを思い出した。無限の可能性を持ち、これからどんな面白いことをやってやろうかとギラギラしていたに違いない。その勢いもあって、多久ミュージカルカンパニーとさがドラマスクールを同じ年に立ち上げたり、八賢人おもてなし隊も始めることになったり、多くの場所でワークショップや講座をしたりする機会をいただいてきた。
さらなる原点を思い出す機会が実は今日はあった。知り合いのFBの投稿で、自分が初めてお金をいただいて舞台に立った劇場が取り壊されることになったことを知った。アメリカはアラスカ州アンカレッジ市にある4th Avenue Theatreという場所である（今日の写真）。アラスカ大学で本格的に演劇に出会った私は、これが自分がやりたかったことだというものにやっと出会えた気持ちになった。そして、演劇をやり続ける土台を築いてくれて、あの場所を離れても生涯やり続けることを誓ったのだった。
果たして未来の自分はどうだろうか？そんな原点の自分に恥じない姿になっているだろうか？まだまだだなと言われそうだな…。今日の惨めさをバネにして、これまでに世の中になかった作品、面白いものを作り出してやろうではないか。今まで受けたことのない授業やワークショップをやってやろうじゃないか。本物を求めて行こうではないか。
再奮起させてもらった満月の日だった。
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【学校紹介動画】2022年 佐賀女子短期大学 「思ってたのと違う未来へ。」学校紹介Ver. PV
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雲仙市立小浜中学校の子ども達が考えた原案をもとに、私が歌詞を書いた平和の願い綴った「Hope for the Future」
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