梅雨らしくどんよりとした天気が続いている。空は灰色の雲に覆われ、時折、雨が降る。道端の草木は雨に濡れて生き生きとしているが、湿気の多さが肌にまとわりつくようで、不快感が増してくる。湿度は高いものの、まだ気温はそれほど高くはないため、なんとか過ごしやすい。しかし、梅雨が明ければ一気に夏がやってくることは間違いない。灼熱の太陽が照りつけ、蝉の声が響く季節が目前に迫っている。もう7月は目の前だ。
夏が訪れること自体は楽しみでもあるが、それ以上に心配なのは迫りくる数々の期限だ。やるべきことが山積みで、日々それに追われている。やることが単純に増えたのか、それとも自分の集中力が低下しているのか、はたまた効率が悪くなっているのか、理由ははっきりしない。日々の忙しさに追いつけていない現状に若干の不安を感じている。
こうした状況の中で、自分自身の成長についても考えざるを得ない。果たして自分は人間として成長しているのだろうか。それとも、同じ場所で足踏みしているだけなのだろうか。目の前の課題に追われる日々の中で、自分の成長や進歩を見つめ直す時間を持つことは難しい。しかし、その問いは心の奥底でくすぶり続けている。
やるべきことを片付けていくうちに、少しでも成長を実感できる瞬間があれば、それは自分にとって大きな励みになるだろう。逆に、停滞を感じるのであれば、それは新たなアプローチや視点を取り入れるべきサインかもしれない。そんなことを考えながら、どんよりとした1日は終わっていった。