美しさとは何か、そんなことを考えさせられた今日だった。なんで私はずっと演劇を教えること、コミュニケーションというものをテーマにしてきたかを改めて感じることができた。色々な言葉で重ねることはできるけど、究極はこれに尽きる。
その人が自分らしく表現をすること。
それが結果的に一番美しいのだと思う。演技を指導したりしても、正直、そんなに教えることはないと思っていたりする。自分なりに考えて、自分なりに解釈して、表現に変えたものが、それが正解なのだ。それが純粋であれば、きっと相手の心に響く。シンプルに、ただ自分の直感に従えばいい。
感性豊かなものに触れたあとは、創作意欲が湧いてくるものだ。どんな言葉で次の歌詞を書こうか、物語を描こうか、私も頼るのは直感しかない。その瞬間は何か偉大なものの力を借りてるのかもしれないが、それでいい。
私は決して天才ではないから、産みの苦しみ味わいながら、作品を出すしかない。その覚悟が毎回あるのかを試される。毎年、作品を作っていく中で、今年はできないんじゃないかという不安が頭をよぎる。しかし、それは逃げでしかない。私が作り出すものについてきてくれる仲間のために、なんとかするのが自分だということはわかっている。
思考は現実化する。きっとやればできるのだ。