執筆は続く

パソコンに向かい、孤独な時間が延々と続き、ふと自分を上から眺めるような感覚に陥った。「これ、何かにつながるのだろうか?」と、そんな思考が一瞬頭をよぎる。意味があるのか、自問しても答えは変わらない。やらなければならないのはわかっているが、邪念が舞い込んでくるのが人間の性だ。無駄な考えが次々と浮かび、集中を削がれていく。

だが、そんな中でも小さな達成感が訪れる瞬間はある。抱えていた3つの締め切りのうち、1つをようやく片付けた。締め切りの重圧は重いが、その重さに少し光が差し込んだ気がした。頭の中では完璧な文章が流れているのに、それを形にする作業は想像以上に困難だ。時間がかかる。

残された締め切りはあと2つ。まだまだ文字と格闘することになる。だが、それでいいのかもしれない。この孤独な戦いの果てに、新たな何かが生まれると信じて。揺れる思考と戦いながらも。

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