ここ数日、何のために演劇を続けているのか、演劇を通じて何を実現したいのか、そんな深い問いが頭を巡る。自分自身を振り返るきっかけにもなり、また、佐賀における課題が浮き彫りになってきた。すべてが新たな視点を与えてくれる瞬間だ。
演劇大学に来ている講師の方々との議論は、本当に尽きることがない。話がどんどん進んで、面白いエピソードが飛び出し、笑いが生まれ、気がつけば時間が過ぎている。ずっとこんな対話を続けられたら、どれほど楽しいだろうと思わずにいられない。長年演劇に携わってきたからこそ、共感する部分が多くあるのだろう。自分が感じていることを誰かが言葉にしてくれる瞬間、それはまるで心の奥深くに触れられるかのような感覚だ。みんなが素晴らしいことを成し遂げている中で、実は自分も同じ感覚を共有しているのだと実感する。
そして、いよいよ明日。成果発表会がやってくる。どんな形になるのか、どんな驚きや感動が待っているのか楽しみである。