Be careful what you wish for.

「こんなふうになれたらいいな」「もっと◯◯だったら幸せなのに」
そんなふうに、私たちは日々、何かを願っている。けれど、その願いが本当に叶ったとき、それが自分が本当に望んでいたことだったのか、戸惑うことがある。

願いというのは、たいてい“いい面”だけを想像してしまうものだ。何かを手に入れたら、すべてがうまくいく気がしてしまう。けれど、現実には何かを得れば、何かを失う。手に入った瞬間に気づくこともある。自分が大事にしていたものは、実はもう手の届かない場所にあるということに。

「Be careful what you wish for.」という言葉には、そんな落とし穴をそっと教えてくれるような含みがある。それは願うこと自体を否定するのではなく、「願うなら、その先をちゃんと想像してごらん」という静かな呼びかけなのだと思う。

何を手に入れたいのか。なぜそれが欲しいのか。手に入ったあと、自分はどうありたいのか。そんな問いを、私たちは意外と置き去りにしてしまっている。

願いとは、未来の自分へのメッセージだと思う。その言葉が、自分らしい声で書かれているのなら、その願いはきっと、まっすぐ進む力になる。だからこそ、願うときは、自分の心の声にきちんと耳を澄ませたい。誰かの価値観ではなく、自分自身の言葉で、自分の未来を描いていきたい。

願い事には気をつける。でも、願うことをやめることはしない。願いには人生を動かす力がある。だからこそ、自分の本音を土台にして、その力を未来へと向けていく。それが、私たちが生きていく上で、大切な姿勢なのかもしれない。

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