私にとって11月は、まるで嵐のような月だった。予定に追われ、思考がまとまらないまま前だけを見て走り続けて、立ち止まる余裕さえなかった。うまくいかない日もあれば、思わぬ出会いや気づきに救われた日もあった。気がつけば、感情よりも「やることリスト」に飲み込まれそうな日々だった。
それでも12月に入り、風の質が少しだけ変わった気がする。朝の空気の軽さや、道の静けさ、ふとした瞬間の「大丈夫、動き出してるよ」という感覚。物事がゆっくりと、でも確かに滑り出している。
焦らなくてもいい。完璧じゃなくてもいい。
色々ありすぎた11月だったけど、その時の自分が土台をつくってくれて、今の私がそこからまた一歩を踏み出している。
12月は、動き出した流れに身を委ねながら、必要なところだけ静かに力をこめていこう。
今年を締めくくるための最後の一か月を、丁寧に味わいながら。
