友人に勧められて手に取った一冊、山里亮太さん(山ちゃん)の『天才はあきらめた』。
電子書籍をスマホで気づいたら一日で読み終えていた。映画化もされるらしい。
一番刺さったのは、「天才じゃない自分をちゃんと自覚して、だからこそ努力で戦う」という姿勢。普通なら劣等感に押しつぶされる場面で、それを逆に燃料にして走り続ける。ここに山ちゃんの強さがある。
特に嫉妬や悔しさを包み隠さず書いているところがリアルだ。人と比べて落ち込むんじゃなくて、「じゃあ自分はどう動くか」に変換していく姿勢。正直、自分もそうやって切り替えられたら、もっと強くなれると思った。かっこいいだけじゃなく、ダメな部分も全部さらけ出しているからこそ、響いてくる。
芸人の世界の厳しさや、相方との微妙な距離感も赤裸々に描かれていて、読んでいて胃がキリキリするくらい生々しい。でもその中で「笑い」で自分の立ち位置を必死に掴み取っていく姿は、泥臭い。
読み終えて強く思ったのは「結局、天才じゃなくてもやれる」 ということ。
(とはいえ、個人的には山ちゃんは十分天才だと思うけど。)
大事なのは“天才じゃない自分”をどう扱うか。才能がないことを言い訳にせず、努力と工夫で勝負する。その気持ちさえあれば、可能性はまだまだ広がっている。
この本に背中を押されて、改めて思った。
自分には、やれることがまだまだあるのだと。


