10年先からタイムスリップしてきたとしたら…

みなさん、

こんばんは。GW明けの出勤日の方も多かったのではないでしょうか。私もなんだか久しぶりに研究室に行き、みっちりと仕事をして、夜は賢人ジュニアのミーティングもあり、長〜い1日となりました。

昨日付けのAERAに「66歳男性が風呂場で涙… 友人もいない老後を憂う相談者に鴻上尚史が指摘した、人間関係で絶対に言ってはいけない言葉」という興味深い内容の記事が掲載されていました。「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」という連載をされているようなので、是非、バックナンバーも読んでみてください。この人が言われる言葉には重みがあります。

https://dot.asahi.com/dot/2019042600016.html

前向きになるために「自分は、10年先から戻ってきたと思う」という考え方は、想像的で演劇人っぽいと思ったのは私だけではないはずです。演じるという時に基本になっているのは「もし私が〇〇だったら」ということです。そのようなことを想像する力があるかどうかで、人生の豊かさは変わるのではないのでしょうか。確かに、自分が今の年齢を考えた時に、10年前からタイムスリップしたきたと思えたら、まだまだこれからやり直せる、新しいことも始められる、学び直せると思うのではないでしょうか。何か自分が変わることができないのを、歳のせいにしたりはしないと思います。

大隈重信は人生は125年と考えていました(結果的には83歳までしか生きることができなかったのですが)。これは、生物は成熟期の年数の5倍は生きるから、人間が成熟するのは25歳と考えれば、125歳は生きられるという説によるものです。これも面白いですね。125年あるとしたら、まだ3分の1ぐらいしか生きていません。まだまだこれからです。

日々、試されている自分がいます。新しい価値観に出会うし、人に対してイライラすることもあります。しかし、そのような中で、自分の物差しだけで他者を測っていないか、そして、しゃべり方や言葉で人を傷つけるようなことになっていないか…、改めて自分を省みなくてはならないと感じた今日でした。

写真は、とある田舎の線路です。♪線路は続くよ〜、どこまでも〜♪と歌詞がありますが、線路はきっとどこまでも続きませんよね。生きることも…。

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