演劇という旅

みなさん、

こんばんは。

無事に2日目の公演は盛況で終わることができました。撤収・片付け、搬出、道具移動が終わり、この作品との旅も終わりとなりました。特にこの1ヶ月くらいは濃密だったので、なんだかもうあのセリフを聞けないとか、あの演技が見られないと思うと少し切なさも感じます。1時間物を2本のオムニバスという、今までやったことがなかった形式の公演だったためチャレンジもありました。慌ただしさの中に、楽しさもあり、嵐が去っていったような静けさが残っています。

演劇を見ることで、何かしら感じることや考えることがあるにしても、何かを解決するということは全くありません。テーマや疑問をお客様に投げかけ、少しだけ自分の人生を振り返るようなものになれればと私はいつも思っています。それが映画を見ることである人もいれば、本を読むことである人もいるでしょう。たまたま私が演劇とういものに出会い、何か自分なり大切であると思うことを世の中に伝える手法が演劇なのでしょう。

演出をする時に、「ハッと」させられる言葉に出会うことができます。今回の作品に関しては、これらです。

「夢が叶った人も、叶わなかった人も、絶対に何かにはなれるんです。」(「ビー玉たちの夜」より)
「虹は雨の終わりを彩り、晴れの始まりを告げる。」(「雨虹模様」より)

このセリフを言っている、ぐっとくる瞬間が心の中に残っています。

最後になりましたが、ご来場いただいた沢山の皆様、そしてご協力いただいた皆様に感謝です。

さて、次の旅に進みますか…(すでに1つは10月に向けて始まっていますので、そのことはまた追々…。)

Related Posts