伝えたいことがある

みなさん、

こんばんは。今日もまた酷い雨でしたね。夜中から酷い雨音と雷で、あまりよく眠れずに朝を迎えました。北部九州では、冠水などの被害も多かったようです。みなさんの安全を本当にお祈りします。私も1日仕事を終えて、無事に帰宅することができました。

さて、先日より書いているMiyaさんこと宮沢和史さんですが、連載コラムがあります。沖縄戦を題材にした舞台作品「木の上の軍隊」の沖縄上演のことが書かれています。
こちらのリンクからぜひともご一読ください。昨日配信された記事ですが、選挙前であることを少し意識されていたのでしょうか。オスプレイは地元、佐賀にも配置されようとしています。
→ https://courrier.jp/columns/168268/

芝居の本質とは何か。やはり見てくださるお客様との一体感でしょう。みんなが物語自体に一員として加わっているように反応し、涙し、笑い、そして、人生や世の中について考えることです。お芝居を見に行くときに、出演者が頑張っているからとかは本当は全く関係なく、作品としてどんな大切なことを伝えているかにつきます。そんな魂を感じない舞台は大きな声でいえないけれど、見る意味はないと思います。義理で行ってあげて、残念だと感じることを繰り返したくはないです。そんなことを今まで何度してきたことでしょうか。自戒も含めて、本当にその芝居をやって何かを伝えることができているかを、作り手はしっかりと考えるべきです。ローカルの演劇を軽くみられないためにも、クオリティをあげていくことは必死です。ある一程度のクオリティを保てないのであれば、その団体として演劇を作ることをやめることも視野にいれるべきです。サッカー選手が自身が思い描く活躍ができなくなったら引退するように、引き際も大事なのでしょう。

今日は久しぶりに夢ハンカチを書きました。仲間が今年も富士山に持っていってくれます。叶えたい夢としてすぐに思いついたのは「いじめをなくす」ということでした。若者の自殺が多いことは、主にいじめなどで、深く心が傷つけられたことが原因なのではないかと思います。いじめをなくすことは世界平和を望むくらい無謀なことでしょう。しかし、私はそれを求めたい。多様性が受け入れられる世の中にしたい。これから色々な人種の方々が日本に移民してくることでしょう。それは人口が減少する日本にとって避けては通れないことです。セクシャルマイノリティも増えることでしょう。これが進むにつれて、色々な背景を持った子どもが小中学校に通うようになると思いますが、そんな子どもたちをいじめる人がでてくるのではないかと懸念しているのは私だけではないと思います。

私はアメリカ生活の中で、民族背景やセクシャルマイノリティに対しての偏見による嫌がらせ、いじめ、犯罪が起きていることをニュースなどでたくさん耳にしてきました。幸いにも自分が直接矛先を向けられることはなかったですが、アジア人・日本人だからちょっと変な目で見られることは経験したことがあります。世の中にはやはり〇〇人が嫌いだと思っている人がいるのです。自分がもしその〇〇人だったらどうでしょうか。どんな気持ちになるでしょうか。

演劇で何をどこまでできるかわかりませんが、少なくとも私は演劇をやることを通じて、人間として大切なことを伝えたいのだと思います。

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