foul language(卑語)

みなさん、

こんばんは。改めてですが、日本の夏は暑いです。水分補給が大切ですね。

研究室で仕事をしていると、閉ざされた空間であまり人に会うこともなく、気づいたら夜になっていることがあります。それだけいろいろなことを考えて集中できているのはいいことでしょうが、これが本当に集中しているのか疑問です。というのも、やることが色々とありすぎて、次々になんだかんだやっているわけです。一つのことには集中はしていません。そして、ある程度の時間で、一旦帰宅しないといけなくなります。そしてだいたい、やるべきことを忘れていたことを思い出すのです。帰宅してからも仕事を再開し、だいたい夜中になっています。ブログも書かないと寝るわけにはいかないので、こんな時間です。

…とまあ、こんなことを書いてもあまり面白くないですよね…。

ところで、みなさんはアメリカのテレビドラマ「The Wire ザ・ワイヤー」をご存知でしょうか?これは知っている人は、シュールなものが好きな人ですね。もともと私はアメリカの刑事ドラマが好きなのですが、特にこのドラマは印象に残っています。シーズン1〜5まである長いテレビドラマで、私は全部見ました。2002年の始まった当時は、アメリカでも史上最高のドラマと称されたほどです。そして、私が興味が湧いたもう一つの理由は、このドラマの舞台となっているボルチモアに私が住んでいたからです。しかも、その頃に丁度です。警察と麻薬組織による終わりのないドラッグ戦争を描いているドラマで、ボルチモアは本当にそんなことが日常的に起きていると言る町でした。道端に注射器が落ちているのを見たことが実際にあります。そんなところに私は住んでいたのです。

調べてみたら、日本語で紹介されているページを見つけましたので、こちらからどうぞ → http://www.superdramatv.com/line/wire/
しかし、このドラマで使われている言葉があまりに汚いですし、ストリートで使われているスラングばかりなので、この英語をどのようにして日本語の字幕にしたのかが非常に興味があります。それに、翻訳では伝えることができないニュアンスもあります。例えば、2人の刑事が殺人があったアパートを現場検証をしているのですが、その時に普通にしゃべるのではなく、作業をしながら、ずっと「ファック」という言葉だけで表現をするというシーンがあるのです。特に、このシーンの字幕がとても気になります。実はこの「ファック」という言葉は非常に万能なのです。これは理屈で説明がつかず、その状況と言い方で伝わるものです。これは、長年、私がアメリカに住んでいて、演劇を勉強することで口語的な表現をたくさん学び、ドラマや映画もたくさん見ていたから理解できるものです。

なんで、こんなことを思い出したかというと、これもまた帰りの飛行機の中で見ることができたからです。非常に懐かしく思いながら見ていました。

アメリカの文化を理解する上で、私は卑語(Foul Lanuage)表現というのが重要に感じます。知らなくても生きてはいけるでしょうが、表面上の綺麗な部分だけしか見えていないような感じです。リアルさに欠けます。それに隠された奥深いところには、人間らしい部分が見えたりするものです。偉い人でも卑語を使っています。特に今のトランプ大統領は絶対と言っていいほど使っているはずです。一般的に改まった公式な場ではもちろん、人前で卑語を用いるのは慎むべきとされているとは言えますが、本音を話すと時には、ついつい出てしまうものです。育ちというのも関係してくるでしょう。下手に日本人が英語の卑語を話すべきではないですが、仲間たちといる時には、少しは使える方が親近感が湧くということがあります。使い方も本当に多種多様で面白いのです。綺麗なもの、汚いものも含めて、リアルなもの全てが文化だと思います。

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