ハロウィンというものについて

みなさん、

こんばんは。肌寒い朝晩になってきていますね。体調管理の季節が始まりました。学内ではインフルエンザの予防接種を本日やっていました。

さて、今夜はハロウィンです。私があまり好きになれないものの一つです。数年前がピークであり、そろそろハロウィンブームも終わりに近づいているとは感じています。実質、ハロウィンに関する商戦も落ちているそうです。クリスマスのように、日本に輸入されて独自の進化を遂げるものにはなりそうにないです。世の中を動かすのは、なんでも経済と関係することですので、クリスマスレベルの経済効果があるのであればハロウィンもなくなることはないでしょうが、そこまでにはならないでしょう。そのうち飽きられると思います。実質、地方でも大規模なパレードをやったところが数年前はあっても、今はなくなっているところが多いです。

私は長くアメリカに住んでいました。ハロウィンというものは、そもそも子どもたちのためのもの。”Trick or Treat”と言ってども達がお化けの仮装をして家々を訪問し、キャンディをもらうというものです。それは可愛いものです。もちろんアメリカでも大人達も楽しみますが、秩序を保って、ホームパーティーやバーやクラブに行くと言った内容です。個人が楽しんで誰にも迷惑がかからないものであるならばいいのですが、なぜか東京の渋谷だけは違います。誰がそのムーブメントを始めたのかはわらからいですが、なぜか街が聖地化しています。おそらく渋谷に若者達が仮装して集まるから、だんだんと広まっていったのでしょう。昨年は路上飲酒、ハメを外して物を壊したり、翌日はゴミで溢れていたりするという問題があり、今年は1億円の税金を使って警備されているそうです。

おかしくないですか?

税金使うところそこ?とツッコミたくなります。そこまでさせるような秩序を保てない日本人に我々はなりさがってしまったのでしょうか?今でも、先日の台風などの被害で苦しんでいる人たちはたくさんいます。本当なら税金をかけるところはそこではないでしょうか。日本には災害が起きた後などは自粛をするような文化というものもありますが、ハロウィンは自粛にはならないのですよね。商戦があるからですか?

子どもたちや仲間達と一緒に楽しんでいるレベルならいいのですが、社会問題化させてしまっているこの状態がおかしいのです。

きっとゴミを捨てるなと言っても捨てるでしょう。きっと明日の朝はゴミで溢れています。一時のタピオカブームの時もそうでした。捨てる場所がないから、勝手に自販機の横などにおいていく….。なんだかなあ。来た時よりも美しくと教えられてきましたよね私たちは。考え方が古いのでしょうか?

警備をしなくてはならないのは政治の責任としてあるでしょう。しかし、それが行政のオフィシャルなイベント、例えば佐賀で現在行われているバルーンフェスタなどだったら警備に億単位の予算をつけるのは当然です。同じように税金を使っているのだから同じではないかと思う人もいるでしょうね。しかし、地方行政がやっていることと、勝手に人が集まるようになったからやらざるを得なくなったこととを一緒にされても困ります。渋谷ではハロウィンの経済効果を産んでいるので、それで良しと思うのでしょうか?結局はお金なのですか?

子どもに関して議論の焦点をあててみましょう。仮装したくない子もいますよね、きっと。私が小学生だったら絶対に嫌です。だけど周りがやるというプレッシャーでさせられていないでしょうか?アメリカのように個人主義ではない文化であるゆえに、周りが参加すると参加しないといけない空気が流れます。本当に子どもたちが楽しんでいるのかも疑問です。

とにかく、日本でのハロウィンには疑問がいっぱいなのです。

とまあ、私はほとんどと言っていいほど無関係なハロウィンについて長々と書いてしまいました。ハロウィン商戦にも一切貢献していません。クリスマス商戦ではちょっと頑張るのでご容赦ください(笑)。

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