芝居つくってます!

やはり予告通りに雨が降り出してきた24時。風も強い。これから朝方にかけてだんだんと荒れてくるらしい。世の中は4連休。仕事がある身としたら通勤が少し心配であるが、車は多くはないだろう。最近の雨は怖い。今日は、海の日だったらしい。晴れの日のイメージが強いが、雨な1日だった。

雨にうたれて、しずくが乗っている花も風情があって美しいものだ。

梅雨明けもなかなかしてくれないな。

さて、少しずつ進めている芝居があり、今夜も稽古だった。1シーンごとに読み合わせ、気付きを話し合いし、そして立ち稽古をする流れを丁寧にやり、脚本の理解を深めている。実は本番はまだまだ先なので、ゆっくりと時間をかけて熟成させている感じだ。演出である私と役者たちがどれだけ同じイメージを持つことができるかによって、芝居の出来が変わってくる。特に人数が多いキャストがいる長い芝居になると、時間がかかるものだ。それを見越して早くから取り組んでいる。芝居の内容を深掘りし、分析したものをあーだこーだ言い合うことは非常に楽しい時間だ。思わず微笑みがでてしまう。演出の最大の仕事はキャスティングと言っても過言ではないが、それがうまくはまっていると確信できる瞬間があると、嬉しくなる。稽古に入る前からイメージしたものが目の前に表現として現れるからだ。

一旦、この流れで最後まで一通りシーンごとに稽古をした後は、通しをしてみる予定だ。脚本を深く理解した上で通しをすると、またかなり変わって見えてくると思う。長い芝居の場合、通しを何回もできない。いつどのタイミングでやるか、どれくらい稽古をした後に通すかなどなどの采配が大事になってくる。

そして、専門の制作さんがいない小劇団の場合は、演出であり劇団主宰の自分が全てやるしかない。そちらも少しずつ進めている。だからこそ、時間に余裕があって、計画性をもって進めないとやり遂げることはできない。芝居を一つ作りあげるために、どれだけの仕事をやっているのだろうと思うと、時間数は馬鹿にならないだろう。まあ、芝居に関わる人間は、そんなことを気にしない。思えば、チラシも、チケットも、映像も作れるようになった。音響もやる。

そういえば、どこの組織で何をやっていても、この状況はあまり変わらない気がするが…。どうしてなんだろう…?ん?

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