目指すところは同じであっても、そこに行くには色々な方法があるであろう。しかし、組織の中では、それでは物事は進まない。異論があるにしても、ある程度一緒に進まねばならない。志は同じと感じたとしても、やり方がかなり古かったり、今の時代にあっていないセンスで押し進めようとする人がいたりする。これは、きっと年齢のせいであると思う人が大半であろう。しかし、中には、若い世代と同感覚で対応できる諸先輩方もいらっしゃる。

果たしてこの差は何なのだろうか?

いつか自分が上の年齢になった時に、自分はどんな生き様を持って生きているのだろうか。

「最近の若い人たちは…」
「新しいものにはついていけない」
「これまでやってきたことが正しい」
「変わることはできない」

などと言わないようにするということを今から肝に銘じておこう。新しい感覚を常に身につけておこう。最新のテクノロジーにおいつていこう。

センスがあるかないかということは大事であり、それを見極めることも大事だ。自分はこれにはセンスがあるが、違うことはセンスがないとかを知ることが必要なのではないだろうか。全てのことに対して抜群のセンスを発揮できるような天才は稀にいるが、おそらく多くの人はそうではない。

自分のセンスが正しいのかどうかは、他者評価でしかわからない。素敵であるとか、オシャレとか、デザイン性が高いとか、欲しいなどと思ってもらえるようなものを生み出すには、いかにターゲット層のお客様の目線に立てるかどうかであろう。自分も必ずしもできているわけではない。しかし、明らかに外れているものくらいは見極めることができる自分でありたい。そのような外れているプロダクトを世に出さないようにしたいものだ。

ワンポイントTシャツやトレーナー、ポロシャツが色あせることなくオシャレだと昔から人気が高いのは、シンプルだからだろう。そのセンスが好きなのだが、それが正解だと思うのは、ずっと人気ブランドがそれで愛されてきている由縁だからだ。ラルフローレンやラコステのワンポイントは、絶対に古く感じない。これは洋服だけのことではない。そのように長く愛されて使われ続けるものを生み出したいものだ。

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