平和に対する思いは当然に持っている。しかし、正義という名の下でやはり許し難いことが起きると、なかなか整理できないものだ。きっと数々の戦争を起こしてきた人間達も同じだったのだろう。本当は正義感などという、くだらないものなどいらないのだろうけれど。

今日はずっと脚本を書いていた。ここ最近、そして今日も感情が動くことばかりが続き、なんとも気持ちの整理がつかない状況だから、なおさら物語の世界の中で妄想することが必要だった。結局1日かかっても書き上げることができなかったが、進む方向性は見えてきた。あとは根気よく時間を作って、コツコツと積み上げるだけだ。

本当は伝えたいことは優しさに溢れるものであるのに、今の自分の中には無い。なくても書けないことはないのかもしれない。この自分の心の状態がどんな言葉を生み出すのかということも、実は興味深い。もともと脚本を書いている時は何が飛び出してくるかわからない。その瞬間瞬間で即興で会話しているのを書き留めていく。いつもなら出てくる言葉はどこかに優しさがあるはずだが、果たして今回はどうだろうか。こんな状態が続いていることも珍しいから、それはそれで後から客観的に脚本を読んでみた時に、何かの発見につながるだろう。

 

数年前に、平和に対する歌を作らせてもらったので、ご紹介しておこう。

「Hope for the Future」(原案:雲仙市立小浜中学校、作詞:青柳達也、作曲:比留間光悦)
平和ってすばらしいけど 当たり前のことなの
日常をおくることさえ できない人もいるのに
戦争って惨めなこと

平和な暮らし今でも できない国がある
戦争の愚かさ 恐ろしい原爆
なくした命

Hope for the future 祈り続けるさ
Peace for the future きっと叶うから
Hope for the future 長崎も
Peace for the future 広島も
あの日をもうくりかえさないために
一人一人が努力して

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