変わること

長い1日だった。約1月ぶりの佐賀の八賢人おもてなし隊の出演だった。通常の佐賀城での流れは午前8時に到着し会場設営から始まる。本番の20分前ぐらいに会場へ行き約20分ぐらいのお芝居をやる。終わったら5分ほど客出しをして、楽屋で休憩をする。つまり45分ぐらいのことを5回繰り返し、最後の回は終わってから片付けがある。着替えまで完了したら17時にだいたいなっている。時空が歪んだように、あっという間に時間は過ぎていく。

そして、ほとんどの場合は、私がそれが終わってからレッスンや会議などを入れていることが多い。そうすると後半戦がすぐに始まり、終わりは21時〜22時ぐらいになる。このフルコースも数年前までは平気でこなしていたが、だんだんと無理がきかなくなってきている。だから月曜日はしんどい。好きなことやっているんだから、キツいことなんて関係ないが、自分の身体の受け止め方が変わってきている。

暑い1日だった。快晴の空の下は全国的に猛暑だらけで40度を超えるところも出ている。これは年々暑さが増しているような気がする。この気候の下で、外でスポーツをやることなどは危険になってきている。今までのやり方を変えていかなくてはならないのではないだろうか。

オリンピックもこの気温では厳しいのではないだろうか。

これまでの慣例に囚われて、なかなか変えることができないことが多すぎるように思う。例えば、今回コロナのことがあって、やっと卒業式や入学式などで、誰かの長い挨拶などがなくてもいいことがわかった。仕事や会議もかなりリモートでできることもわかった。これまでやってきたことに何の疑問も感じないまま長い間やってきて、コロナがあったからやっと変わったのだ。しかし、コロナがなくなったらまた後戻りするのだろうか。

世の中は常に変わっていく。もちろん変わらないものもあるだろう。変わらないことが良いことにつながっているのであればいいが、変えなくてはならない時にあるのか、ないのかを見極めることができることは大切なのではないかと思う。

Related Posts