リアルとオンラインの融合

朝晩は涼しいと思えるようになってきた。秋の到来だ。今年の残暑はそこまでないのかもしれない。だったらいいなと思う。冬に向かっていく秋の風はちょっとだけ切なくて、だけど心地よかったりする。夏の思い出はだんだんと遠ざかっていく。気づけば2020年もあと16週しかない。

行楽シーズンと言われる秋とは言え、今年の様子はちょっとだけ違うだろう。とは言え、佐賀県ではコロナの感染者数は0や1が続いているので、比較的落ち着いている。あれだけ多いと言われていた隣県の福岡でさえも10人を下回っている。少しずつでも経済を回し始めないと色々と厳しい。このまま終息へ向かっていって欲しいものだ。

コロナ禍の中でも、表現活動を続ける。この灯火を絶やさないようにするために、感染予防対策をとった上で活動している。おかげさまで、佐賀県LiveS Beyondからもご支援をいただき、これまで生でしかやってなかったものを、オンラインと融合させながらやる取り組みに参加させてもらい、すでに先日の「幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊」八周年特別上演もライブ配信させていただいた。コロナ禍でなかなか佐賀城本丸へお越しいただけないお客様に寸劇を届けることができたのは本当にありがたい。

八周年の公演の新聞記事はこちらから→ https://www.saga-s.co.jp/articles/-/574165

ワークショップという形でも、実は私は企画させていただいた。さがドラマスクールとして「演劇で表現力UPワークショップ」と題した配信をさせていただいている。すでに第一弾は基本的な表現ゲームや遊びなどのワークショップを収録したものを配信している。第二弾は、zoomを使ったオンラインワークショップを開催し、その様子をライブ配信する予定だ。アーカイブとしても残るので、ぜひご覧いただきたい。

LiveS Beyondワークショップはこちらから→ https://www.livesbeyond.jp/cn3/2020-08-11.html

映像は形として残るということもあり、今後に活用したり、振り返ることができる。もちろん、我々がやっていることは生の演劇が基本だが、このような時期だからこそできることにチャレンジできていることはありがたいことだ。

さてさて、ワークショップやらが終了し、シルバーウィークを経て、後期が始まる。こちらもテーマはオンラインとリアルの融合だ。本日もオンライン授業のためのFD研修の講師を努めた。学生に対しても同様の研修を行わなくてはならない。スマホが普及したように、みんなのICTスキルが上がり、zoomやその他オンラインプラットフォームを自由自在に使いこなせるよう、底上げをしていくことに寄与したい。いずれはパソコン一人に一台が当たり前になり、世界中のどこにいても勉強や仕事ができる世の中になるときっと面白い。その反面、私は「演劇」という超アナログな人と人との生のコミュニケーションの実践も、並行して続けていくつもりだ。どちらかだけになることは危険だと私は思っている。

そして、とにかく早く外国に行けるようになって欲しい。そろそろ旅をしないと息苦しくなってきたぞ。

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