朝早くから佐賀城本丸に登城し、歴史寸劇の上演だった。今日も様々な場所から多くのお客様にご覧いただいた。ありがたいことだ。よく見に来てくださる常連客の皆様や一期一会のお客様とともに、佐賀の歴史と誇りを少しでも共有できる時間は大切だ。やりがいを感じる活動は、コロナの自粛時期以外は、毎週日曜日の上演を8年間続けてきた。

私は、本丸の1日上演の後に、予定をいれたりすることも頻繁にあるのだが、最近は少しセーブしている。めっきり体力が持たなくなってきたのもあるが、物事の期限を抱えているから、それらに時間を使えるようにしている。ひと昔前だったら、睡眠時間を削って多少は無理しても平気だったから、予定をどんどん入れていたであろう。そういえば、今日入ってくれていたスタッフが、本丸の後にバイトがあると言っていた。その若さのエネルギーに少し嫉妬を感じたぐらいだ。本当はノンストップで、どんどん突き進みたい気持ちだけはある。

さて、今年、ハマっていることは大河ドラマ「麒麟がくる」で、毎週日曜日を楽しみにしている。今日も見応えがあった。物語を楽しむことは当然であるが、それぞれの生き様というものが表現されているところに魅力を感じるのであろう。その瞬間に自分が正しいと思った道を判断し、まさに命がけで覚悟をして進んでいく武士たちに、憧れをいだく。

今の世の中で、命がけになれる瞬間がどれだけあるだろうか。果たして自分は命がけで何かに挑んだことが何かあるだろうか。命をかけなくても、平和に生きることができる幸せな時代に自分は今いるだけだろうか。

幕末維新の佐賀人たちからも、戦国時代の武将たちからも、学ぶことは多い。だから歴史は語り継がれていくのであろうが、果たして、その歴史から学んだことや感じたことを、自分はどのよう生かすことができているだろうか。

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