洗脳というものは怖いものだ。人間は時折信じたいことを信じてしまう。その信じる集団が人を傷つけることがあったとしても、それを正義として捉え、考え方を変えることがない。真実とは何かがわかっていなかったとしても、メディアやSNSなどの配信のやり方で、信じさせてしまう。
何を根拠に自分が信じていることが正しいと思えるのだろうか。
あらゆる拡大解釈、フェイクニュースなどが存在する中で、この情報は本当に正しいのかという判断をする力が人間は欠けているのではないかと思う。
もちろん自分もその傾向がないとは言えない。自分がすでにどちらかに考えが傾いてることに対して、それを肯定する情報を見つけようとする。例えば、私はオリンピック開催には反対であることを書いている記事をどうしても見つけようとしてしまう。おそらくオリンピック開催に肯定的なニュースも山ほど存在すると思うが、それらを信じたくないと思う部分が自分の中にある。
未だに、バイデン大統領が選挙で不正をして勝ったと信じている人がいるのもそうだ。おそらくトランプ支持者は、不正がなかったという報道に対して否定をし続けるであろう。結果的には不正があったのか、なかったのかも人が決めることであり、何が本当の真実だったかもわからないままだ。
複雑になりすぎているこの世の中が私は不思議でたまらない。