今夜の月の光はなんだか優しかった。レッスンとかミーティングなどがあった1日だったが、少しは余裕があり気持ちも穏やかだったからかもしれない。夜は寒かったが、ベランダで見上げながら考え事をしていた。そういえば、この前の満月はウルフムーンだったらしいが、なぜかちょうど満月の時間の午前4時ぐらいに目が覚めていた。
思えば国内でもコロナが流行しはじめたのはちょうど1年ほど前。確実にこの1年たらずで世の中は変わってしまった。誰がリモート会議や授業などが当たり前になることを想像できただろうか。国民のICTスキルを一気にレベルアップさせたことになった。自分もこの1年で、新しく学んだこと、スキルアップしたこと、経験値があがったことがいっぱいあった。
これからの変化のスピードは上がっていくままではないかと考えている。これを人類の進化ともよんでいいのかもしれない。リモートやオンラインでの取り組みはますます増えていくであろう。多くのことをリモートで行うことが全部いいと思っているわけではない。そもそも演劇というアナログな活動を軸としている自分である。アナログな活動が完全に消滅することはないとは思っているが、リモートやオンラインの部分とは切り離せないであろう。
そして、世界中のどこにいても仕事ができる世の中になっていくわけで、そうなるともう都心部だけに住む必要がなくなっていく。通勤ラッシュも昔話となっていくのか。地方への移住者がもっと増えていくことを期待したいものだ。
激動の今ではあるが、きっと変わらないものもあるだろう。
「変わりゆくものと
変わらないものと
去ってゆくもの
生まれるもの
輝き続ける
いつまでも
愛と未来と真実と
出会えた時に溢れ出す
全部知っているさ
もう 何も言わなくても」
曲「何も言わなくても」(作詞:青柳達也、作曲:比留間光悦)より