トルストイの言葉によるクールダウン

冷たい雨がシトシト降ってきた。寒い夜だ。

どうやら曲がったことが大嫌いなスイッチが入ってしまっている最近だ。変な正義感でしかないことは客観的に見ると分かることだが、感情が追いついていない。許すとは何か。優しさとは何か。

トルストイが残した数々の名言の中にこんなものがある。
「敵はいるであろう。しかし、彼らのために苦しまないようにしなければならない。敵がいることが「苦痛でない」だけでなく、むしろ「喜びである」ように行動しなければならない。」

まだまだ自分は、そんな風にはなれていない。敵に苦しまされている。敵がいることを「喜びである」ように行動することは極めて難しい。しかし、難しいからこそ意味があるというものだ。

敵となってしまったのは、相手が悪だと感じているからであろう。だが、トルストイ曰く、
「悪に対して悪をもって報いることは、幸福を失うことである。悪に対して愛をもって報いることは、幸福を得ることである。」

悪だと感じていることに対して、自分が悪になってはならないことはよくわかる。愛をもっている報いることができるというのは、これまたハードルが高い。人間として常に成長をしていかないといけないことを気づかされるのがトルストイの言葉なのであろう。

きっと感情で動くべきではない。敵がでてきてしまうことや誰かを悪に感じることを、他人のせいにしていても、何の解決にもならないのであろう。

わかってはいる。

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