言葉には力があると思う。だからこそ、リベンジ(revenge)という言葉には過剰に反応してしまう。日本では全く間違った意味で使われていて、その言葉を耳にする度に、私はいい気持ちがしない。

リベンジ(revenge)とは、「仕返し」「復讐」という意味があり、そこには憎しみが感じられる「音」が言葉の中には入っているように思うからだ。傷つけられたことに対して、やり返すという憎悪の念が入っているからだ。

だから決してカジュアルに使ってはいけない言葉である。人類が繰り返してきた戦争の根本も、この言葉ではないだろうか。「やられたらやり返す」ことをずっと辞めることができず、今に至るのではないだろうか。

日本では違う意味で使われているから、気にするなと言われたとしても、私は長年英語圏での生活が長かったし、存在感のあるこの言葉に対して、そんなに軽いイメージを持つことなどできない。

日本語のカタカナ言葉の中でも特に変異株のようにタチが悪いのが、リベンジであると私は思う。

他にも色々とあるけど、他はまだ許せる。

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