学童保育(児童クラブ)訪問公演

皆さん、

こんばんは。今日はてんこ盛りの日でした。ちょっとヘトヘトですが、楽しかったからよしとしましょう。

私が脚本・演出を務める多久ミュージカルカンパニーTMCでは、新しい試みとして学童保育(児童クラブ)での訪問公演を実施しました。学童保育にいる子どもたちは年齢層が小学低学年が多いので、長いステージは集中力が続かないであろうと思い、30分の演目を用意しました。反応が良くて盛り上がって楽しかったです。

まずは、「夢」をテーマにした歌とお芝居があるミュージカルを20分。そのお芝居の中でも、ちょっとした工夫をしました。この先どうなるのかを集中力を切らさないために、「次はどうなるか」ということを考えさせる3択のクイズをしました。その答えは「続きを見てみましょう!」と伝えてから、お芝居は続きました。そして、お芝居の中でその答えがでてきた時に、見ている子どもが正解をしたことにガッツポーズをしたり、手を叩いて喜んでいる姿が、なんだかとってもかわいかったです。もちろん私は意図的に構成を考えて脚本を書いたのですが、物語に反応する素直な心を持っていることが本当に嬉しかったのです。

その後は、最近流行っていた「恋ダンス」「3年A組朝礼体操」「パプリカ」を歌って踊るステージにしました。小学生でも知っている曲だったし、特に「パプリカ」はみんな知っていたので、TMCのメンバーみたにはダンスできなくても、できる部分を一緒にやってくれたし、歌も大きな声を出して一緒に歌ってくれました。みんなで盛り上がることを最後にできました。「まだ見たい」と言ってくれる子もいたのですが、お腹いっぱいにするよりは、そのくらいがちょうどいいと思いました。

今回、出演してくれたTMCメンバーは10名。学童保育という慣れない環境での公演であったにもかかわらず、しっかりと演じてくれたメンバーに感謝です。横で私は音響操作しながら、ずいぶん頼もしくなったものだと改めて感じました。歌やダンスのレベルを考えるとまだまだなのかもしれません。でも、人の心に伝えるという、私が指導で大切にしてきたことを実践してくれていることに喜びを感じました。地域において、地域のために、地域の人が文化活動をしていくことが、平田オリザさんがよくお話しをされる「文化資本力」をあげるということだと私は思っています。

さて、次のTMCの出演は3月30日(土)14:00に、佐賀県多久市にある西渓公園で開催されている「孔子の里桜まつり」にて、歌とダンスを披露させていただきます。おそらく桜は満開の頃です。どなたでも無料でお立ち寄りいただけますので、お時間ある方は是非どうぞ。もし、見に来られたら私もいますので、声かけてくださいね。

そして、もちろん日曜日は佐賀城本丸歴史館で「幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊」が歴史寸劇をやっています。佐賀城のお庭も実は、桜の名所で素敵なんですよ〜。実は!

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