演劇と自分

私は18歳の頃にアメリカで芝居に出会った。たまたま大学で取った一般教養の授業が演劇だった。そこには計り知れない世界があって、そこに魅了され、もともとは演劇をやるつもりで入学したのではないけれど、自分の人生を賭けてやりたいことに出会った気がした。
アメリカでも、様々な場所を西から東へ渡り歩き、それぞれの場所で演劇をする仲間に出会うことができた。そして、日本に、佐賀に帰ってからも、仲間を見つけることができた。気づけば30年間、一度も芝居をやらなかった時期がなく、今に至る。

演劇の力を頑なに信じて、それを今やっているすべての活動において、役立てられている。引っ込み思案で、人前に出たら赤面するような自信のない自分が、演劇を通じて変わっていった。役者なんて、先生なんて、できるわけがないと思っていた自分にチャンスを与えてくれたのが演劇だった。

演劇はおそらく「好き」なのであるけど、今では、そんな好き嫌いで考えるものではなくなっている。ライフワークだし、何があっても幾つになっても芝居を作り続けることは自分の中ではわかっている。だから辞めるとか考えることも全くない。ライフワークという言葉も、自分にはしっくりこない。

ただただ演劇と自分があるだけだ。

さて、そんな私の演劇公演の予定はずっと何かと続く。ひとまずは、8月の公演を観にてきていただければありがたい。チケットは絶賛ご予約受付中である。「幸福な王子」の王子役をやります!こちらのリンクからお気軽にどうぞ→
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