なんとか今日は映画を見ることができた。
黒澤明監督の「生きる」を原作とした「生きる Living」。舞台は1953年第二次世界大戦後のロンドン。原作と似たようなストーリーであったが、設定がイギリスということもあったので、違った作品として楽しむことができた。死期を知った人間がどう生きるか。最後の生き様がかっこよく、また切なかった。これは永遠のテーマであり、現代に響くものだと思う。アイルランド民謡が、とてもマッチしていて、バーで歌うシーンも、ブランコで歌うシーンも感動した。主人公のウイリアムズ役を演じたビル・ナイの演技が、セリフだけではない、目で語るところがとても素晴らしかった。
「生きることなく人生を終えたくない」
これに気づくかは自分次第だ。忘れないでいたい。
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6月7日〜9日は「猫を飼う」公演。今回の「悪党」はちょっと大人な作品となっている。ご予約受付中!