「ディア・ドクター」

西川美和監督の2009年の「ディア・ドクター」を見た。本質的な意味での治療とは何なのだろうか。西洋医学での治療は薬で治すことがメインとなっているものだが、心のへの寄り添いだったり、癒しを提供することによって人間の本来持っている力で治ることもあるのではないか。また、喜ばれるということに中毒性があって、本当は人のために思ってやっていたことが、実は自己満足のためになっていないか。などなど様々なことを考えさせられた。物語としては、ラストの展開もおもしろかったし、すごく良くできた作品であった。

監督のカラーというものがあるが、西川さんの作品はダメな人間を描くのだが、救いがある。それが優しさなのかもしれない。

さて、色々と映画を見ているが、執筆の参考になっているのかどうかは正直わからないが、教養は広がっていると思う。

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