映画「丘の上の本屋さん」

ブログも数日書いていなかった。それだけ体調が良くなかったということになるが、徐々に回復をしている。明日まで休む予定で、来週からまた頑張るつもりだ。というより、スケジュールの皺寄せがかなり来週からあるか、ちょっと踏ん張る実機に差し掛かる。ひとまずお盆まで駆け抜けよう。

ただずっと横になっているだけではつまらないから映画を見ている。イタリア映画「丘の上の本屋さん」を見た。かなり良かった。これまで見た映画の中で一番美しいと思える作品であった。何か一編の詩を読むのではなく、見ている感覚だった。ネタバレしない程度に紹介しよう。

舞台は美しい丘の上にある古本屋さん。アフリカのブルキナファソからの移民の少年が、その本屋の主人が紹介する本を通じて哲学的なことを学んでいく物語。物語の冒頭に紹介される名言があって、本屋にはそれが看板として飾られている。

「持ち主が代わり 新たな視線に触れるたび本は力を得る」(カルロス・ルイス・ザフォン「風の影」)

本が力を得るという言葉の意味が、最後にストンと腑に落ちる、そんな映画だ。

映画からインスピレーションをもらったようで、なんか創作意欲が湧いてきた。今考えている色々なこととも重なって、この映画に出会ったことさえも運命を感じる。いいタイミングであった。

さて、やりますかね…

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