公演が終わった翌週の月曜日は、どこか体も心も重たく感じるものだ。前日までの熱気や緊張感が嘘のように消え去り、頭の中には靄がかかったよう。物事もいつも以上にスムーズには進まない。焦れば焦るほど、何かがズレていくような感覚に襲われた。
そして、今日はまさにそんな日だった。小さなミスが積み重なり、大きな失敗を招いてしまった。胸が締め付けられるような後悔が押し寄せ、心の中で何度も「どうしてあの時…」と繰り返してしまう。だけど、過ぎたことを振り返るばかりでは前には進めない。公演という大舞台を経験した後だからこそ、時にはこんな「調子の出ない日」もあるのだと、心に言い聞かせるしかない。
「こんな日もある。」
そう、ひと息ついて思えるメンタルの強さが必要だ。失敗を恐れるのではなく、受け入れる。立ち止まることを自分に許してあげる。そうして自分を少しずつ励ますことで、また次の一歩を踏み出す力を蓄えていく。こんな日を糧にできれば、きっとまた舞台のように光り輝く自分に戻れる日がくるだろう、と信じている。
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・多久ミュージカルカンパニー 多久市人権フェスタ ミュージカル公演「詩子の声」
2024年12月1日 13:30〜