今度の日曜日、12月1日。多久市人権フェスタの一環として、多久ミュージカルカンパニーが新作ミュージカル『詩子の声』を上演する。その準備がいよいよ大詰めを迎えている。明日からは劇場に入り、仕上げに向けた本格的な作業が始まる。今週は日曜日から連日稽古と準備に追われ、濃密な日々を過ごしている。長いようで短い、そんな1週間だ。
今回の作品は新作ゆえ、全てが新鮮だ。新曲も誕生し、作詞を担当した私の言葉に、比留間光悦さんが美しい旋律を纏わせてくれた。その音楽が響く劇場で、舞台セットが形を成し、音響と照明が命を吹き込み、衣装をまとったメンバーたちがその世界観の中で輝き始める。それは、まるで魔法がかかる瞬間のように見える。
もちろん、過程には山あり谷あり。時には立ち止まりたくなることもあるが、目指すべきゴールがあるからこそ進める。輝く舞台の幕が上がるその瞬間を信じて、一歩一歩前進していく。夢が現実になる日はもうすぐそこだ。
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・多久ミュージカルカンパニー 多久市人権フェスタ ミュージカル公演「詩子の声」
2024年12月1日 13:30〜