ここ最近、何かが狂ったように調子が悪かった。休む間もなく、迫りくる日曜日の公演に向けて走り続けているからだろう。先日の公演の疲れが、ようやく波となって押し寄せてきたのかもしれない。それでも、少しずつ霧が晴れるように頭がクリアになり、メンタルも落ち着きを取り戻し始めている。今日はついに、気になっていたシーンの修正の手がかりを見つけることができた。
演出という仕事は、孤独そのものだ。作品のすべてを背負い、その責任を信じてメンバーはついてきてくれる。その期待に応えるためには、違和感のある部分に容赦なくメスを入れなければならない。しかし、修正のアイデアがすぐに湧いてくるわけではない。手探りで進む中、同じ視点で相談に乗ってくれる仲間の存在がどれほど心強いことか。
創作は、ゴールのないマラソンのようだ。何が正解かなんて誰にも分からない。それでも、公演まで残されたわずかな日々をフルに使い、少しでも良い作品へと仕上げていく。この挑戦は楽しいものである。さあ、やるしかない!
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・多久ミュージカルカンパニー 多久市人権フェスタ ミュージカル公演「詩子の声」
2024年12月1日 13:30〜