長く感じた今週も、ようやく折り返し地点にたどり着いた。今日は特に寒さが身に染みる一日で、室内にいてもスカーフを手放せなかった。いや、むしろ巻いたままであることを忘れていただけかもしれない。それほど忙しさに追われ、慌ただしい一日はあっという間に過ぎ去っていった。
そんな中、後期が始まった9月から取り組んできた多言語演劇の発表が行われた。学生たちはそれぞれの創意を凝らし、全力で自らを表現していた。言葉の壁を超え、身体全体で思いを伝えようとする姿は、勇ましく、そして何とも言えない美しさがあった。
演劇を作るという行為は、思った以上に難しい。個々の技術だけでは足りず、相手との呼吸、信頼、互いに支え合う姿勢――そんな複雑な織り合わせが求められるからだ。だが、それが難しいからこそ、挑む価値がある。今日の彼らの姿を見て、改めてそう強く感じた。