「表現」とは何だろうか?それは単なる言葉や動作のことではなく、人が自分の内側にあるものを外に出し、誰かと共有する行為ではないかと思う。
演劇、音楽、ダンス、アート、文学──さまざまな形の表現がある。けれど、どの手段を選ぼうとも、その根底には「何かを伝えたい」「心を動かしたい」という欲求があるのではないだろうか。
私自身、演劇を通じて表現する機会が多い。役を演じることは、単にセリフを言うことではなく、役の人生を生き、その感情を観客に届けることだ。そして観客がそれを受け取ったとき、そこに初めて「表現」が成立するのだと思う。
また、表現は必ずしも誰かのためだけにあるわけではない。ときには、自分自身のために表現することもある。ブログを書いたり、メロディを口ずさむ、ふとした瞬間に空を見上げて詩を思い浮かべる──それも立派な表現の形だ。
表現することで、私たちは世界とつながる。自分の感じたこと、考えたことを外に出し、それが誰かに届いたとき、そこには共鳴が生まれる。たとえ言葉にならなくても、視線や仕草ひとつで伝わることもある。
表現とは、自分を知ることでもあり、他者と響き合うことでもある。だからこそ、どんな形であれ、表現を続けることには意味があるのではないかと思う。
あなたにとっての「表現」とは何だろうか?そんなことを、演劇ワークショップでは、直接的ではないが、問いかけているのだと私は思っている。
さて、まだまだ本番ラッシュはは続く!今週末の16日、そして23日、30日は佐賀城本丸歴史館での歴史寸劇出演となっている。是非、春の兆しを感じながら、お気軽にお立ち寄りください。会いに来てもらえると嬉しいです!お待ちしております!!