丁寧に。逃げずに、言い訳せずに。

一つ一つ目の前にあることに丁寧に向き合うことが、その人の生き方を示すのだと感じた今日だった。忙しさに追われて、自分はそれが全くできていないのを、ただ言い訳にしている気がしてならなかった。

シンプルに、純粋に、それをできる人が生み出すものとは、圧倒的な差がある。自分の小ささを感じた。謙虚な気持ちにならざるを得なかった。自分は何かを良いものを生み出せると過信していたことにも気づいた。

やるべきことは山積みだ。けれど、心だけは埋もれさせてはいけない。
ひとつ、深呼吸をする。それだけで、ほんの少し、世界が静かになる。

もっと丁寧に。逃げずに、言い訳せずに。
そんな生き方を心がけたいものだ。

けれど、心がけるだけでは、すぐに元の忙しさに呑まれてしまう。
だからこそ、今日のこの気づきを、胸にしっかりと刻んでおきたい。

どんなに些細なことでもいい。
ご飯を丁寧に味わうこと。
書きかけの言葉に、もう一度、耳を澄ますこと。

その一つひとつが、きっと、自分の輪郭をつくっていくのだと思う。
誰かの目に映る前に、自分自身が、自分のあり方を問い続けること。

それが、今の自分にできる、最も確かな一歩なのかもしれない。

そう思えた今日という日は、きっと、ささやかだけれど、
かけがえのない転機だったのかもしれない。

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