思いがけない出来事に直面しても、今回は驚くほど冷静な自分がいた。怒りの感情が全くなかったわけではない。それでも、それをそのままぶつけることなく、どう対処すべきかを静かに見つめていた。結果として、表立って動くことはなかったけれど、水面下では悩み、真剣に考えていた。これから、ちょっと動く必要が出てくるとにはなりそうだ。
地域という小さな社会の中で、自分がどんな役割を担っているのか。それを忘れてはいけないのだと、改めて心に刻む。たとえ自分がそんなつもりはなかったとしても、ひとつの行動が思いがけず他人に迷惑をかけてしまうかもしれない——そんな可能性を、常に想像しておかなければならない。背負えないリスクを、軽々しく抱えてはいけない。
では、なぜ私はこの活動に関わっているのだろう。もしそれが私利私欲のためだけだったなら、やがて人は離れていくだろう。そうではなく、共に目指す未来があり、同じ思いを胸に歩む仲間がいて、お互いを信じ合える関係があるからこそ、続けていけるのだ。
そんな信頼の輪の中で、自分自身も誠実であり続けたい——その思いを、いま改めて強くしている。