演劇をする人口

みなさん、

こんばんは。世の中は、トランプ大統領の来日間近でざわついていますね。東京は検問が行われてたりと、厳戒態勢がひかれているようです。

さて、私が主に活動の拠点としているのは佐賀県ですが、県内で中学校の演劇部があることはあまり聞いたことがありません。実際に、最近、高校の演劇部の先生にお聞きしたところ、中高一貫校だと、高校の演劇部と一緒に中学生も活動していところがあるということを耳にしました。早速、私の母校である東明館中学校・高校に聞いてみたところ、中学生の演劇部員がいました。高校生と一緒に活動しているそうです。しかし、中学生の大会などはないということです。他の学校はどうかと聞いてみたところ、中学生が活動しているのはあまり聞かないそうです。

演劇ワークショップを日本で先駆的に実施されてきた巨匠である平田オリザさんは、様々な年齢層を相手にワークショップをされてきて、中学校2年生が一番強敵だと言われていたことを思い出しました。思春期を迎える中学生にとって、演劇、もしくは表現活動は難しいものなのでしょうか。今の時代と昔の時代は変わっているかもしれませんが、自分のことを振り返ってみると、中学生の頃の自分は表現することが苦手で、演技をするということは想像もできなかったでしょう。何かを人前でやることに関してどうしても恥ずかしさがありました。

中学生の演劇人口は少ないと言えますが、この年頃ということだけが理由なのでしょうか。それとも、そういう環境がないことが理由なのでしょうか。原因は様々あると思いますが、そもそも演劇が中学校で必要とされているでしょうか。指導をできる先生もあまりいらっしゃらないようにも思います。指導できる人ややりたいと思う先生がいない限りは、学校内で自然発生することは難しいでしょう。

また、傾向として女子が圧倒的に多いです。これは高校演劇もそうだし、習い事として開催されている子ども劇団でもそうです。男子が少ないです。しかし、男子が少ないことが問題でしょうか。そもそも演劇人口自体はどちらかと言えば少数派なので、男子だろうが女子だろうかあまり気にしない一般の人も多いでしょう。演劇だから、男子役を女子が演じればいいという考えもあるでしょうし、実際にその事例は多いです。

私、個人としては、男性の役は男子に演じてもらいたいところが本音です。

私が活動する「幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊」も歴史上の男たちを演じるので、男性のみのメンバー構成となっています。また、私が指導する「賢人ジュニア」では男子のみということにこだわりました。また、演劇をやってみたいけどチャンスがあまりないと思っている子ども達を開拓したいという思いもありました。そして、縁があって男子6名が集まってくれました。私が指導する様々な現場では、ほとんどの場合、女子が多いので、実は「賢人ジュニア」の活動で男子のみを相手にレッスンをすることが、新鮮です。かなりレアと言っていいほどです。

男子だろうが、女子だろうが、演劇を志してくれることが、なによりも嬉しいことであります。子ども達が、堂々と自信をもって輝けるような活動にできるよう、これからも邁進してまいります。そのためにも、助成金をゲットできるように頑張らねば。来週はプレゼンがあります!

さて、週末は土日ともに教員免許状更新講習の講師として教員のみなさまを相手にワークショップです。楽しみです!!

追記ですが、ネットを見ていたら、中学生を専門的に対象とされている方を見つけました。面白いですね〜。 → http://nanatsumori.my.coocan.jp/index.html

(今日の写真は、もうすぐ新しいゴジラの映画があるので…。これ松ぼっくりでできてます。)

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