演劇ワークショップ・レッスン

みなさん、

こんばんは。土日も充実して元気に働いております!

今日は、教員免許状更新講習の講師の仕事でした。幼稚園・子ども園から高校の先生達を対象に「身体表現ワークショップ」と出して、演劇の手法と活用したコミュニケーション・ワークショップを実施してきました。毎年、この時期にある楽しみにしている仕事です。なぜかというと、先生達は面白いし、学びに対しての関心が高いからです。私が提供できることがそれぞれの現場で少しでも役に立ち、生徒たちを輝かせることにつながればと思ってやっています。これがきっかけで、とある中学校の文化祭の指導の依頼につながったこともあります。普段の研修では、私が紹介するような内容に出会う機会があまりないということを、よく耳にします。新しいことを体験してもらえるというのは、私にとって本当に嬉しいことであります。

演劇は英語では”play”、つまりは「遊び」とも訳されるわけで、私は単純に色々なゲームやエクササイズを通じて遊んでもらっているだけです。しかし、この身体のみしか使わない遊びの中に、いっぱい教育的な要素がつまっているのです。

一つ一つの活動において、学習意図というものがあるのですが、最終的に一番伝えたいことは「自分自身に許可を与える」ということです。表現をしていいということ、誰かとコミュニケーションをとっていいということ、つながっていいということ、他者や違う価値観・アイデアを受け入れていいということです。それらに、逆に「許可を与えない」ことはわりと簡単にできます。心を閉ざしてしまえばいいのだから。電車の中で自分の存在を消すように、他者と一切つながりをもたないということを人間は容易にできるものです。しかし、どのようにして表現をしたいと思ってもらえるか、そして表現したことが認められる成功体験を与えることができるかが、私のワークショップの中での勝負です。どんなテクニックを使うのか、どういう流れでワークショップを進行するのかなどを解説していきます。

私のワークショップはきっと楽しいです。しかし、それだけでいいのかということも考えます。きっとそれだけでもいいのです。子ども達を相手にした場合は、特にです。学びや気づきを1回のワークショップだけで、しっかりと感じてもらって、何かを持ち帰ってもらおうということは難しいでしょう。そんな生徒もたまにいますが…。楽しかったことが印象に残って、良い意味で爪痕を残し、振り返ってもらえるようにと願って、いつもやっています。

さて、明日はまた違う先生達を相手にワークショップです。どんな風になるか、今日気づいた改善点踏まえて、もっとよくできるようにチャレンジします!

今日は、賢人稽古もあり、その後はTMCレッスンでした。TMCレッスンでは、演技において、また高度なことにチャレンジしました。BGM音楽をもとにした、エチュードをやってみましたが、これがなかなか面白かったです。グループに分かれて、それぞれ見せ合って、それをもとに気づいたことや面白かったことの意見を言ってもらいました。そこで私も自分の意見も言うのですが、みんなの視点というのも面白くて、これまた充実した時間となりました。シーンを見た後にする有意義なディスカッションは楽しいものであり、気づきや学びを言語化してみることも大切だと私は思っています。

というわけで、今日も学び多き1日でしたとさ…。

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