人に物事を伝えること

みなさん、

こんばんは。今朝は朝日が昇る時間に出勤をしていたら、美しい太陽が川に反射した素敵な瞬間に出会うことができました。また夕方、現場に向かう途中では夕陽に向かって運転していました。綺麗な太陽に2度出会えた今日はなんだかいい日でした。

午前中の大学での仕事でも、午後と夜のレッスンでも、本当に言葉で何かを伝えることを指導するのはそんなに簡単ではないと感じました。人前で見られている中で、自然に話すということはシンプルなことのようですが、意外に難しいものなのです。伝わり方やニュアンスというのはとても繊細です。

様々な演技の本や指導法に出会った上で、私は演技のやり方には大きく2つの種類があると思っています。「外から中」のタイプと「中から外」のタイプです。私は「外から中」のタイプで、身体の動きから入り中(気持ち)を作っていく方です。身体が出来てからこその言葉や声だと考える方です。しかし、それとは全く逆で、気持ちを作ることが先決だと考える人もいます。どちらが正しいなんてことは全くありません。やり方の違いがあるというだけです。なので、演技指導をする際にこの人はどちらのタイプかなと考えたりします。

人に何かを伝えるというのは、演技のことばかりではありません。大学では学生によくプレゼンテーションをさせることが多いのですが、その際にコンテンツはしっかり作って準備してくるけれど、効果的に伝えることをないがしろにしがちなのです。時には明らかに練習不足と感じることさえあります。セリフを言うように、声の要素(大きさ、高さ、速さ、間、音色)について考えてもらうだけでずいぶん変わったプレゼンテーションとなります。

さて、明日は、アバンセで秋に私が講師として担当した「県民講師基本とスキルアップ講座」を受講した方が講師デビューをするチャレンジ講座があるので、私は見学をして評価をすることになっています。すでに2回ほど実施しており、今年度中にあと数回ありますが、毎回楽しみにしています。講師として自分がやりたい講座を実現し、自分の言葉でしっかりと伝えている姿は素敵なものです。

様々な場所で色々な人達を相手に指導をしている私ですが、基本的には「人に物事を伝えること」が共通するテーマになっているんだと改めて思いました。

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