ライフワークバランスというもの

みなさん、

こんばんは。

私は様々な仕事をした経験があります。普通に大学を出て就職活動をして企業に就職をしていないからです。まずはアメリカで演劇を教える仕事を始めました。日本に帰ってきて働き始めたのは30代でした。

日本人は働くことに命をかけているという印象を真っ先に受けました。ライフは大事であるけれど、仕事の方が優先順位が高いのは間違いないです。それが当たり前として教育されていくのでしょう。この仕事が全てのような概念は受け入れがたいものでした。しばらくたった今はそうでもなくなったのですが、でも今でも若干ですが違和感を感じています。何かがあればライフを優先することもあることを受け入れる社会に日本はなることができないものでしょうか。

例えば、今回の臨時休校です。特に小学生を抱えた共働きやシングルペアレントの家庭が、そのことにより仕事をセーブすることが許されるでしょうか。そこに理解はあるのでしょうか。今回の場合は、どこかに預ければいいという問題ではありません。外出をさけて子どもの感染を防ぐというものであるはずです。それに、中高生がどこかのショッピングモールをうろついていることになれば、この政策の意味は全くなくなります。東京ディズニーリゾートが速攻で臨時休業を決断したのも、単に観光客を相手にしているだけでなく、学校が休みになった生徒たちへの対策であるとも考えられます。

もし仕事をセーブすれば収入が減るのであれば、これも問題なので、結果、ライフを優先させることはできないのかもしれません。もちろん中にはフレキシブルな職場もあるみたいなので、そこがどのような対応をしているかを、もっと世の中に知らしめて欲しいと思います。

私個人もイベントなどの中止により収入が減ります。今までのやり方だけではこのような時には対応できないことをもろに感じています。

働き方改革の研修がやっと始まり、少しずつライフワークバランスについて考え始めた今後の日本の進化に期待したいものです。

ところで、私の母校であるアラスカ大学アンカレッジ校の演劇学科が、アラスカ州の予算収縮の関係で廃止が検討されているニュースが流れてきました。私が演劇に出会い、その道を進む夢を与えてくれた場所がなくなる可能性があることにショックを受けています。本当にそうならないことを祈るしかないです。アンカレッジの地方紙の記事には私も立ったことがあるメインステージの写真が掲載されていました。舞台美術の作業場やコスチュームの部屋などの写真もあり懐かしく感じました。 → https://www.adn.com/alaska-news/education/2020/02/25/university-of-alaska-anchorage-announces-initial-recommendations-for-program-cuts-amid-budget-crisis/

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