演劇ってさ

正直、今年はコロナの影響を受けて、芝居を何本作れるか心配だった。早い段階で、大きな仕事がキャンセルされた。3月末になんとか賢人ジュニアの公演を行い、6月から佐賀城本丸歴史館での歴史寸劇定期公演を再会することができ、八周年記念公演、TMC10周年記念ミュージカル公演の配信、さが維新まつりでの寸劇公演、劇団SA-GA第2回公演を開催することができた。ありがたいことだ。

そして、今は2月のさがドラマスクールの芝居を作っている。

今夜も稽古だった。日中はなんだか授業以外の時間はずっと論文を書いていたような気がするから、稽古に行くと少し元気が出た。やはり芝居をやるエネルギーを人から感じるのは好きだ。人が面白い表現をすることは美しい。魅力があふれ出てくるように思う。演出として見ている時間は楽しい。

演出の一番大きい仕事とはキャスティングだと言われる。それぞれの役者さんの個性、ルックス、年齢などを考慮して決めていく。それがうまくフィットすると、芝居は作りやすい。そこですでに失敗したと感じることも全くないわけではない。これは経験でその勘は培われていく。今回の配役は我ながら、バッチリだと思っている。

そしてなんと言ってもストーリーが面白い。中高年女性向けのシェアハウスが舞台になっていて、そこの住人はワケあり。女性として生き方をそれぞれ模索し、全うしようとする。多くの人がこの住人たちの誰かの境遇に共感できるのではないだろうか。老いるということについても考えさせられる。泣けるシーンもあれば、思いっきり笑えるとこもある。私が書いたわけではないが、いい脚本だからこそ、いい芝居に仕上がるようにしていきたい。

演劇ってさ、面白いよね。

2月6日(土)・7日(日)さがドラマスクール第11回公演「明日葉の庭」(エスプラッツホール)チケットは絶賛予約受付中!!!→ https://aoyagi-engeki.com/ticket

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