2020年の振り返り

毎年年末になると1年の振り返りをして、今を見つめ直し、新年に向けて考える時間を作っている。

ちなみに昨年の2019年振り返りはこちらからどうぞ→ https://aoyagi-engeki.com/blog/2645.html

2020年は、1月ぐらいから新型コロナウイルスが世界的に流行しはじめ、日本にも3月ぐらいから増えてきて、様々なことが急変していった。当初は未知のウイルスに対して、情報も少ない中で、自粛ムードが一気に蔓延していった。毎年海外に行っているが、今年はなんとか2月の初旬に、まだコロナの感染拡大が広がる前に無事にハワイに渡航でき、安全に帰ってくることができた。

今年の活動がどのような内容だったを振り返ってみよう。

1月〜2月:
昨年の12月から5回シリーズで企画した多久ミュージカルカンパニーの公民館巡回公演「音楽で奏でる物語」を2回開催することができた。実は、この後、3月に2回開催する予定だったがコロナ自粛で中止となった。

昨年の10月から月に2回ペースで始めた志taikenの採択事業「子どもガイドとまちあるき」という企画は、コロナが流行る前に終了することができ、八賢人と子どもガイドがタッグを組んで、お客様を町案内をした。
その時の佐賀新聞の記事はこちらからどうぞ→ https://www.saga-s.co.jp/articles/-/438290

ITサポートさがからの依頼で、今年もインターネットの情報モラルの啓発劇を作成した。アバンセホールにてお客様を前にしたリアル公演だけでなく、教材として使つための収録も行った。啓発劇の動画はこちらからどうぞ→ https://www.it-saga.jp/kyouzai/sns-enjyou/

3月:
昨年5月から活動を開始した賢人ジュニアの発表公演を佐賀城本丸歴史館のお庭で開催した。コロナ感染予防のため、3月からは幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊の佐賀城での定期寸劇は自粛休演をしていたが、賢人ジュニアの発表会だけはなんとか開催することができ、4人のジュニアメンバー第1期生が初舞台を踏むことができた。
その時のニュースはこちらからどうぞ→

4月〜5月:
演劇活動は自粛、大学の授業も遠隔となり、一気にオンラインの取組が始まった。自分自身の遠隔授業のコンテンツ作りだけでなく、学内において遠隔対策の中核に担い、FD研修などの講師を務めた。幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊の佐賀城本丸での定期寸劇公演は引き続き休演になったため、「ぶらつき賢人禄」というシリーズ動画配信を行った。撮影・編集・配信を全て自前で行った。それらの動画はこちらからどうぞ→

6月:
対面授業が始まり、演劇活動の自粛も解除され、公演もレッスンも再開した。佐賀城での公演は、飛沫防止用のフィルムを演者とお客様との間に貼ったり、ソーシャルディスタンスを確保した座席の設定、アルコール消毒、緊急連絡先の取集などの対応をすることで、再開が認められた。賢人ジュニア第2期の活動もスタートすることができた。

佐賀女子短期大学では、プロモーション動画を作成する仕事を業者さんと一緒に行った。その動画はこちらからどうぞ→

7月:
佐賀女子短期の仕事の関連で、長崎県の壱岐と五島の高校を訪問した。壱岐は幼少の頃に家族で旅行に行ったきりで、それ以来訪れていなかった。五島は初めて足を運んだ。

佐賀市シティプロモーションの動画に出演することになり、そのロケは5月にやっていたのだが、動画が配信されたのは7月からだった。シリーズものであるが、出演したのは「本当にあったぬるい話①消えた婦人」である。その動画はこちらからどうぞ→

幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊は、夏休みの教材としての動画の出演の依頼があり、こちらもシリーズ動画で7月から配信された。こちらからどうぞ→

新型コロナウイルスの文化芸術活動の支援として佐賀県が展開するリアルとオンラインを融合した文化芸術祭「LiveS Beyond」の企画の応募をし、私が関係する幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊、さがドラマスクール、多久ミュージカルカンパニー、劇団SA-GAの活動が採択されたことが発表され、コロナ禍において集客が難しい中での活動を実現できることになった。

8月:
佐賀女子短期大学でzoomを活用したウェブ・オープンキャンパスを開催した。初めての取り組みであったが、大きな問題もなく無事に達成することができたことは、ICTのスキルアップと自信につながったと言える。

佐賀広告センターの企画で、コロナ時代の飲食マナームービーに出演をさせていただいた。その動画はこちら→

9月:
9月からは一気に活動が忙しくなり今年一番のピークを迎えることになった。

LiveS Beyondの企画の一環で、さがドラマスクールとして、オンライン演劇ワークショップを2回開催した。1回目は録画配信のオンデマンド型、2回目は zoomを活用したリアルタイムで行った。これらも初めての試みだったが、対面でしができないと思っていたことが、オンラインでもできる可能性を見出すことができた。今後、もっと研究を深めていきたいと考えている。

幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊は、8周年記念特別上演を開催さすることができた。1日5回、違う演目を上演した。
LiveS Beyondとしてライブ配信された動画はこちらからどうぞ→ https://www.facebook.com/349787111791775/videos/2862296283998617

10月〜11月:
多久ミュージカルカンパニー10周年記念公演「未来への架け橋」を観客は関係者のみで、録画配信をするための収録を多久市中央公民館ホールで開催した。音響・照明・衣装・メークも全て通常の有料公演同様に行った。
LiveS Beyondとして録画配信された動画はこちらからどうぞ→

今年は縮小されたが第3回「さが維新まつり」が開催された。幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊は、偉人行列として参加し、その後、ステージで種痘を題材にした寸劇「民より先に」を上演した。その時の様子はこちらからどうぞ→ https://saga-ishinmatsuri.jp/blog/20201110-1/

劇団SA-GA第2回公演「長崎街道笑とストーリーズ」をEDAUME(旧枝梅酒造)東の蔵で開催した。観客を昨年は100人いれていたのを、今年はコロナ対策として30席限定での公演となった。
LiveS Beyondとして録画配信された動画はこちらからどうぞ→

佐賀県生涯学習センター・アバンセにて、令和2年度「県民カレッジの集い」トークライブ!アバンセ 「アートとエンターテイメントの新しい可能性」に登壇した。演劇家としての活動について、話をさせてもらった。その時の様子はこちらからどうぞ→ https://www.avance.or.jp/syougai/_1263/_4686/_4712/_4849.html

佐賀女子短期大学の学園祭、横浜への出張などを経て、秋のイベントシーズを一旦落ち着いた。

12月:
龍谷学園高校にて幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊の歴史寸劇の出張公演があり、高校生全体を集めるのではなく教室でも見れるようなzoom配信も行った。そして、八賢人おもてなし隊は、来年の2月ぐらいに配信が予定されている動画の撮影があった。

今年の3月に中止した多久ミュージカルカンパニーの公民館巡回公演を2ヶ所開催することができた。10周年記念公演の動画の上映会と、ミニコンサートをする内容となった。お客様の前で今年の最後にパフォーマンスをすることができたことはありがたかった。

総括:
振り返ってみると、この1年を一言で表すのであれば「オンライン」であろう。とにかく何でもオンラインでやることが多かった。授業、ワークショップ、会議、公演配信、飲み会など、オンラインできるためのスキルと知識がアップした。機材の充実も行った。

ありがたいことに今年も新聞に10回ほど掲載していただいた。特に本棚に関しての特集の大きい記事が掲載されたことは嬉しかった。メディア掲載情報はこちらからどうぞ→ https://aoyagi-engeki.com/media

あいかわらずこのブログも毎日、365日間今年も書き続けている。日々の思いや感じたことを綴り、自分の考えや気持ちを整理する時間となっている。文章を書く速さもアップしたのは、脚本や論文を書く時にいい効果がでている。

コロナ禍ではあったが、充実した1年を過ごすことができた。これは私一人ではできなかったことであり、リアルでもオンラインでも応援してくださる観客の皆様、活動を共にする仲間たち、お仕事をオファーいただいた関係者各位に心から感謝する。

今日の写真はコロナが収束してまたハワイに行けますようにという願いを込めて、ワイキキビーチ。

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