3/7 完売ありがとうございます!!!

明日、3/7(日)はいよいよ本番の日だ。おかげさまで各回限定25席は全て完売。当日券をお求めの場合は、もしこれらない方がいらっしゃった時のみ入場をしていただけるが、お約束はできないことになる。どうかご了承いただきたい。

未開拓である実践をすることはチャレンジだし、興味深いし、面白い。これがどのようにお客様に受け入れられるかも未知数。アバンギャルドな舞台を今まで全くやってこなかったわけではないが、日本ではやっていなかった。アメリカでは色々とやってきた。

それだけ演劇というものは幅広い。メインストリームである芝居も自分はやるが、それだけではないものも日本でやってみたい気持ちはずっと前からあった。今回、題材として扱っている安部公房は「現代演劇の進路」と題するエッセイを書き残している。演劇は、変更の予知がないすでに出来上がった形で提供されるプリント芸術ではないという考え方をもたれていた。観客が強制的に与えられるのではなく、能動的に参加するものであるということだ。これは現代のメインストリーム演劇では、観客を受け身にさせるようなプリント化された作品が好まれるようになっているのではないかと少し思うところがある。つまりはわかりやすいお芝居だ。これまで日本ではほとんどわかりやすい、求められそうな演劇を作ってきた私だが、それで本当にいいのだろうかという疑問をいだいている。これは芸術である以上、何が正解だとかはわからないし、時代の変化で、その時の流行りというものも変わってくる。

とまあ、ミュージカルも、歴史劇も、コメディも、ストレートプレイも作ってきた演劇人生を色々と開拓していると思ってもらいたい。

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