大隈重信の命日に

今日はまれにある1日休みだった。仕事の予定が全くなく、午前中はゆっくりして、午後からは大隈重信の生涯を描いた伊東潤さんの佐賀新聞の連載「威風堂々」出版記念のトークイベントに足を運んだ。イベントは満員御であった。

伊東潤さんの講演は流石に面白かった。こんなにも時間があっという間に過ぎるのかと思わせてくれた。こんな経験はなかなかない。そして、その後トークイベントでは、伊東さんと国際政治学者の三浦瑠璃さんの対談で、佐賀新聞社の中尾社長がコーディネーターをされた。中尾社長は機転のきくコメントで会場の笑いを誘ったり、興味深い切り口での質問の投げかけによって貴重な話を聞くことができた。

いろいろと感心したことがあるのだが、コロナやこの複雑な世界情勢においては、大隈重信のようなリーダーシップが日本には必要であるとつくづく感じた。知識があるということは、習ったことをそのまま話すのではなく、考える力がある人である。しっかりと言いたいことを主張できる大隈重信のような大物政治家が現れることを期待したいが、なかなか難しいのであろう。

三浦さんが若い人たちへのメッセージとして、「自分を知ること」が大事だと言われていたことが印象に残った。これには「先人たちが残してきたものを読むにつきる」と言われていことは、つまり歴史から学ぶということであり、全くその通りであると思った。本をどれだけ読んでいるかによって、その人の知識は圧倒的に違うと思う。

伊東さんの本はもちろん上下巻とも買ったので、しっかり読んでもっと大隈重信のことを勉強しよう。ちゃっかりとサインももらい、そして、幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊で大隈重信をやっていることを伝えてきた。

今日の写真は、会場に飾ってあったNHK大河ドラマ「青天を衝け」から大隈重信(大倉孝二さん)と大隈綾子(朝倉あきさん)の等身大パネル。大倉さんでかい!

ちなみに、今日は大隈重信の命日でもあったのでお墓参りもしてきた。

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