午前中は少しゆっくりできたが、その後は目まぐるしい忙しさに巻き込まれた。次々と押し寄せるタスクに追われ、あまり先のことを考える余裕などなかった。稽古や打ち合わせが途切れなく続き、気がつけば夜遅い時間となっていた。
そんな慌ただしい日々の中でも、読書の時間だけは欠かせないと感じる。現実の波に飲み込まれそうなときでも、ページをめくると別世界へと誘われる。現実の問題やストレスが積み重なり、心が疲弊しても、読書はそのすべてを忘れさせてくれる一時の逃避行だ。日常の悩みや邪念が入り込む隙を与えないほど、物語の世界に没入することができる。
本にはそんな力があるのだ。だからこそ、少しでもいいから読書の時間を作り、それを日常のルーティンに組み込んでいきたい。
ここ数日のテーマである、自分で自分をコントロールするために。